火災、地震、伝染病など危機管理に取り組むべき事柄は多々ありますが、肝心なのはいかに人々が連携して、対処できるかなのです。
ふだんから危機管理に取り組む自治体などで、常に重視されるのは住民たちの連携、協力であります。いかに体力に自信があろうと、いかに専門的な訓練を受けていようと、所詮ひとりの人間の力など、大災害の前には無力なのです。しかし、しっかりとした危機管理意識を共有した人たちが、連携して事にあたることで、私たちは様々な危機に対処することが可能となるのです。
たとえば自治体で大きな災害や火災などを想定して、消防署などの専門家と住民が一体となって、的確な訓練を行うこと。これこそが、ふだんから備えるということであり、ベーシックかつ実践的な危機管理といえるのです。どんなに技術が進んでも、危機というのはいつ発生するのか、正確に予測できる人も組織もありません。だからこそポジティブな気持ちで、ネガティブな事態を想定し、理論の面でも行動の面でも、しっかりとした危機管理体制を敷いておくことが大切なのです。
もしも大掛かりな訓練ができないとしても、やはり訓練は日頃からしておくべきです。たしかに総合的で大掛かりな訓練と比較すれば、物足りない点はあることでしょう。しかし危機管理の第一歩は、危機に対して迅速に正確にとるべき行動をとれるマインド面での訓練です。つまり危機管理とは身体を動かして、行動をとることと同じくらい、マインド面が充実していることが必要なのです。

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